焚き火に突っ込んだ俺に向かって母はこう叫んだように記憶している。 ――澄人!! 何で、あんた!! そう「何で、あんた」だ。 これが「何であなたがかまくらの中にいるの」という意であったなら、お袋が親父にした口答えには相応の理由がある。