――時刻は23:05。



押し寄せる睡魔でパソコンの文字が朦朧としかけたとき、何かの気配を背後に感じた。


とっさに振り向く。


50歳を少し過ぎたぐらいだろうか、なぜか白装束を身にまとったオバサンがやんわりと微笑んでいた。



「な、何なんだアンタ! どっから入ってきたんだ!」