俺は言葉に詰まった。 「澄人、お前が人前に出たくないって言うから、俺がこうやって張子の虎を演じてやってるんじゃないか!」 「それは……」 「とにかく、『SFの森』頼むぞ!」 龍神は一方的に通話を切った。