人見知りのキリスト

しかし、澄人少年の返してきた言葉は意外にもまともなものだった。



「オジサン、あぶない、あぶないって……夢の中なら電車にひかれても大丈夫のはずでしょ?」



「え!?」



確かにその通りだ。


やはり俺は子供の頃から、ただ者ではなかったようだ。