「あ、思い出した。オジサン、ホームレスでしょ?」



「はい?」



俺は椅子から転げ落ちそうになった。



「こないだお父さんとシンジュク行ったとき教えてもらったんだ。オジサンみたいな人たちがいっぱい道で寝てたよ。ああなったら駄目だぞって、お父さんに言われた」