しかし、『実は将来のお前の姿だ』と言うのは、いくら夢でも夢が無さすぎる。 よし! それなら――。 「絵本とかで見たことないか、俺のこと。世界で一番有名かもしれないな」 少年はう~ん、としばらく考え込んでいたが、何かが閃いたとみえる。