「ああ、ろう梅のしおりね。あたしもまだ持っている・・」
優はバッグの中から一冊の本を取り出し、開いて見せた。ひろみのものと同じしおりが本の間に挟んであった。
二人並んで十字路に立ったとき、ひろみが思い出したように優に尋ねた。
「あのー、優はどうして、交通システムの研究発表をすることになったの?」
「そうそう、そうなの。あたしびっくりしちゃった。実はね、ミラーボーが居なくなってから、この町の歴史を調べてみたの。そしたらね、たいへんなことが分かったの」
「へえー、たいへんなこと?」
「この十字路はね、昔は三叉路で一里塚だったの。そしてね、ミラーボーが立っていたあたりに道租神が祭られていたの」
「へえー、そうなんだ」
「ひろみ、覚えている?ミラーボーが、自分は百年も二百年も前からここに居たって言っていたでしょ」
「うん、言っていた。そんなこと信じられなかったけど。でも・・・」
優はバッグの中から一冊の本を取り出し、開いて見せた。ひろみのものと同じしおりが本の間に挟んであった。
二人並んで十字路に立ったとき、ひろみが思い出したように優に尋ねた。
「あのー、優はどうして、交通システムの研究発表をすることになったの?」
「そうそう、そうなの。あたしびっくりしちゃった。実はね、ミラーボーが居なくなってから、この町の歴史を調べてみたの。そしたらね、たいへんなことが分かったの」
「へえー、たいへんなこと?」
「この十字路はね、昔は三叉路で一里塚だったの。そしてね、ミラーボーが立っていたあたりに道租神が祭られていたの」
「へえー、そうなんだ」
「ひろみ、覚えている?ミラーボーが、自分は百年も二百年も前からここに居たって言っていたでしょ」
「うん、言っていた。そんなこと信じられなかったけど。でも・・・」



