車の中で土産話を聞いたりして、数時間車を走らせたら、家についた。
もう夜になる。
蒼もそろそろ帰ってくる頃だろう。
家の中で、愛優の荷物の整理などをしていた。
しばらくすると、蒼が、帰ってきた。
「ただいま~、あ。愛優!!久しぶり。
どうだった?」
「楽しかったよ!!
お土産も買ってきたから、あとでみんなで食べよ。」
「お、そうか。楽しみだな」
「うんっ、じゃあ私お風呂入ってくる」
愛優がお風呂へと行った。
「よし、じゃ、季蛍」
「…………ん?」
「ん?じゃなくて。おいでってば」
「………………どうしても?」
「どうしても。」
「絶対?」
「絶対。」
ハァーとため息一つ、私は蒼の前の椅子に腰掛ける。