氷をなめ終わると、目をつぶり、眠りについた。
「…」
妊娠して、つわりが酷くて、熱がでて。
最近大変なことばかりな季蛍。
でも、そうして母親ってものになっていく。
俺と、季蛍と、赤ちゃんがいて、初めて母になる。
いつかは、季蛍だって、俺のことを嫌いになし瞬間が来るかもしれない。
だけど俺は、離したりなんかしない。
もちろん、嫌いになんて。
季蛍が、望む限り、俺は離れたりなんか。
するもんか、と季蛍の寝顔をみて思う。
少し様子を見てから、仕事に戻った。
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