「………蒼先生…」
「……あ、高島?高島が診てくれた?」
「はい、」
「ありがとな。
…………………………で、季蛍…」
「…高熱と、脱水症状です。
でも、心配ないですよ。
赤ちゃんも大丈夫ですし、、。
あとは、季蛍さんがちょっと……………」
「……ちょっと?」
「………………蒼先生不足?ですね、」
意味ありげに笑った高島は、1つ礼して、病室を出て行った。
「…………俺不足?」
「……蒼、季蛍さんとなんかあったのか?」
「………え、いや、
………………………?
あ、陽さんいるんだよね。もう帰っていいよ。ごめんな、突き合わせて」
「…大丈夫。じゃ、季蛍さんとうまくやれよ」
港も、病室をでていく。
……俺不足…………?


