ガラガラッ





ベッドには、スースーと寝息をたてる季蛍。








「………」











なんで倒れたんだろ。










そのとき、ドアが開く。










ガラガラ









「蒼?季蛍さん大丈夫?」






港と、うしろには1人看護師が。











「…………………なんで運ばれたのかわかんないんだけど…。



あ、宮川さん、季蛍のこと診てくれた医者呼んできてもらってもいい?」











「はい、呼んできます」










看護師が、病室をでていく。















「……救急車呼んだの陽だった。」













港が苦笑いでいう。










「………………え?陽さん?」













「……うん、なんか仕事早く切り上げることできて、家に戻る途中季蛍さんと、

会ったらしい……………」











「………………本当か!?




陽さんにお礼言わないとだな」












「……いや。




なんか道端でうずくまってたらしいよ。」












「…………そっか…。



っていうか外に何しに行ったんだろ。」













「…………さぁ……………………………」










そのとき、ドアがまた開く。