「…で、妹?弟?」
「…まだわかんない。
どうだろうね。」
「私、どっちでも嬉しい!
赤ちゃんかわいいもん。生まれてきてくれたらそれでいいの」
「……愛優…」
愛優の言葉に、また涙が出そうになる。
「……とにかく、季蛍はこれから無理しちゃだめだからね。
愛優見張っといて。」
蒼がにこにこしながら言う。
「…任せて。無理なんてさせないもん」
「…ありがと。愛優いれば安心だな。」
「うんっ、
それでね…。
私、一つお願いがあるんだけど…」
「……………お願い?」
「…………うん………」
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