2人で手をつないで、車にのり、家へと帰った。
家では愛優が、勉強をしていた。
「………愛優、ちょっと大事な話があるから、おいで」
蒼が手招きする。
「えっ!?何!?病院!?」
「ハハ、違うよ」
愛優はほっとした顔で、リビングの椅子に座る。
「………………あのね。
季蛍………………………………
赤ちゃんできた」
「…………………赤ちゃん?」
「…………うん。」
「…………………………え!?私の兄弟ができたってこと?」
「…そうだよ」
「…やったぁ………………………」
愛優の目がキラキラとひかる。
「嬉しい……………………」
「…よかった。
愛優のかわいい兄弟だよ。
大事に育てようね」
「うんっ!!」


