電話をきり、愛優を抱えて、車に乗せた。







数分、車を走らせて、病院の駐車場にとめる。







すると、病院の入り口から蒼がでてきてくれた。








車の後ろのドアをあけ、蒼が、愛優の額に手をあてる。






「…………季蛍、怠くない?」









愛優の額に手を当てながらも、私の顔色を伺う蒼。








「え?大丈夫だよ。今は愛優みてあげて」









「………………んー。うん……」









グッタリする愛優を、蒼が抱えて、病院の中へ入っていった。