パソコンと向かい合い、じーっと仕事に集中する。
ふと時計をみると、あれから二時間ほどたっていた。
……………様子見てくるとするか。
愛優の部屋のドアをノックしたけど、返事がないので部屋に入る。
勝手に女の子の部屋に入るのはどうかと思うけど、体調の面であって、愛優も了承済み。
「愛優…」
スースーと寝息をたてる。
「愛優、あーやさ…」
「…ん」
「ちょっといい?」
寒そうに布団を被る、愛優の手とは逆に、布団を少し剥がし、首もとに手を当てる。
「はー。上がったな」
「……大丈夫」
「大丈夫じゃないくせに。顔に書いてあるよ。」
「病院嫌だからね、?」
「…わかってる。じゃあ薬は飲んでよ?忘れたら病院だから。」
「わかった」


