「季蛍に我慢させたこと、それと…一緒にいたのに気づかなかったこと。
ごめん。気づいてあげなきゃいけなかった
それと、
考えてくれて…ありがとう」
「……………あおッ」
「…ありがとう」
「わッ、私ッ…心のどこかで蒼は気づいてくれるって思ってた…
でも、珍しく気づかなくて…私にとっては良かったのかもしれないけど…
ほんとは……………………寂しかった」
「季蛍ッ…」
「私…も、蒼……のこと大好きだから、、私…離れないからね」
目に涙をいっぱいためた季蛍をみていて、俺は胸がギューっとなった。
「だッから……ごめんね───」
俺は季蛍をベッドに倒し、深く口づけした。
季蛍は苦しそうに、もがくけど、やめることなんてできなかった。
「んっやめッ」


