「先生、蒼さんが見えてます」









「あ、来たかー。今行くね」








「はい」









渡す予定だった資料をもって、待合室にいく。










「あ、凪」









「蒼、」












季蛍さんのこと、





本当なら蒼に今すぐにでも知らせたい。







でも、




約束だから…。