「私、そろそろ帰ります、明日も仕事なんで」







「松星先生ーお疲れー」









「お疲れ様です…」








「季蛍先生~また明日ー」









「じゃ、僕も帰ります…」










「お疲れ様でしたーっ」












外に出ると、風がすがすがしくて、気持ち良かった。









「季蛍さん、タクシーでかえろ?多分、家まで歩けないもん」










「………………ゲホ……………………は、い」








やっぱり苦しかったのだと、外に出て気づく。







タクシーを拾い、季蛍さんを先に乗らせた。








「ゲホ………………港くん、ごめんね」








「大丈夫、気にしないで」