「松星愛優さーん」




愛優を支えて診察室までゆっくり歩く。







途中何度か倒れそうになっていたけどなんとか歩けた。







ガラガラ







「失礼します」







そこには、問診票を読んでいる凪がいた。








「あ、蒼。愛優ちゃん椅子に座る?」







頷いた愛優はゆっくりいすに座る。








「熱、昨日からだね。よし、じゃあ最初心音聞かせてね」








凪は微笑むと聴診器をつける。








だけど、俯いてしまった愛優。










思春期、の女の子は難しいし、


しょうがないけど。








「愛優、服のボタン、外そ?」








そう言っても俯いたままの愛優の服に手を回す。








「…………イ、ヤ」









「大丈夫。ゆっくり息してて?聴診するだけだから」








凪は俺が開けた服の隙間から無理矢理聴診器を入れる。








服で隠そうとする愛優の手を押さえる。









「少し、」








「……………………………………………………

ん、いいよ。」







首に聴診器をかけた凪はペンライトに持ち替える。








「次、口開けて」








「………」



徐々にゆっくり口を開けていく愛優。







「偉いね、ちょっと苦しいけど我慢しててね」








凪は愛優の方に椅子を引き、愛優の喉を診る。









「ゲホゲホッ………ゲホッ」









「………ごめんね、終わり」








椅子を戻した凪はいろいろ記入していく。









「……じゃ熱下げる薬出しておくね。

でも、愛優ちゃん、水分十分に取れてなくて、脱水症状になってるから点滴だけしていこうね」









「…………………え」










「すぐ終わるよ?そこのベッドに横になってね」









嫌そうだったけど、ゆっくり横になる愛優。