『松星こどもクリニック』 車の中でぐったりと体を丸める愛優を抱えて病院に入った。 問診票をささっと書いて、待合室に座る。 思っていたとおり、すいてはいない。 でも、二時間よりはましだと思う。 椅子にもたれかかり、頭をうずめる愛優。 「……………ねぇ、愛優。いつも行ってる病院じゃないんだけど、大丈夫? いつもは、内科だけど、今日小児科なんだ。大丈夫かな?」 頷く愛優を見て安心した。 「すぐ呼ばれるから…」 息苦しそうな愛優の背中をゆっくりさすりながら、頭を撫でた。