────────「ん、んんーっ」
目が覚めると、時計は六時をさしていた。
まだ六時なのに、リビングからは音がする。
帰ってきているみたい。
もう一回熱を計って、表示をみても、やっぱり上がっているだけだった。
「…………」
どうせ言わないと怒られるんだから。
リビングに重い足取りで向かう。
「……あ、愛優。寝てたね。疲れちゃった?
学校……………大丈夫だった?」
パパは夕飯を食べながら聞いてくる。
「…………………うん。大丈夫……
だけど………ね」
「…………ん?」
「熱、出ちゃった」
「……………………………………熱?何度?」
パパが手招きする。
「…………7度8分」
パパは額に手を当てる。
そして首元。
「………………だから言ったじゃん」
パパは苦笑い。
「……ご、めんなさい」
「しょうがないよ。何か食べて薬飲んで、今日は早く寝よう。」
「……うん」
「夕飯、ハンバーグだけど食べる?」
ママが手を拭きながら聞いてきた。
「…………いらない」
「じゃあゼリーでも食べよっか」
ママが冷蔵庫から取り出す。


