チュンッ チュンッ
気づくと、朝だった。
でも、布団から出ることなんてもちろんできない。
学校に行くなんて、
できやしない…。
「愛優ーっ、遅刻するよー?」
ママが部屋のドアをあけた。
「愛優、」
「…………ママ…………………………………
今日…学校、、行きたくない」
そのとき、ちょっと驚いた顔をしたママ。
「……………何?具合悪い?」
額に手を触れるママ。
「……………熱…はないとは思うけど。
……でも、疲れてるみたいだね。目が腫れてるし…。
わかった、今日は休も。まだ寝てていいよ」
優しく微笑んでくれたママは、リビングへと行った。


