「まただな…」




「…ケッホ、ケホケホケホ…ハァ、ハァ……ケッホ」





「季蛍、吸入」






「ん、」








「…」









なかなか呼吸をなおせない季蛍の背中をさする。









口元に吸入を持ってっいくと、吸ってくれた。












「季蛍さ、やっぱり明日病院で薬もらおう?最近毎日発作でてる」












「…大、丈夫…」













「薬飲んだら、今よりも大分落ち着くと思うし。ね」











「…………………………」













「……いい?

今日、仕事終わったら高島んとこ行こう?高島には俺から伝えておくからさ。」













「わ…かった……」