「…陽、腕だして」






「や、やっぱりいいッ……」






「保証するって言っただろ?すぐだよ。」








「……やっ」











「左腕にするか。」











陽を前からギュッと抱きしめる。







陽を、俺の白衣の中にうずめる。









「大丈夫、そんな力いれんな」













「……ヒ、、だって…」












「……深呼吸。」











左腕に点滴をさし、陽の様子を見てから病室を出た。