───────────八時
「お疲れ様でーす」
「先生…明日の…」
八時、
仕事を終えて、陽の病室に行ったけど、まだ寝息をたてて眠っていた。
だから、また医局へ戻った。
「港?今日当直だっけ」
「あ、蒼。うん、当直」
「……そっか、じゃあ陽さんの様子、見れるね」
「うん、よかった…。季蛍さんの体調も平気?」
「ん、んんー。。
まーぁ…………………」
「……え?悪いのか?」
「………いや…。季蛍この頃、発作毎晩でさ。夜も眠れないみたいなんだ。」
「………………………………え?」
「……気温の関係なのか…体自体……………。なのか…。まぁ、気温の変化が激しいってのもあるんだろうけどな。」
「……………そっか…大変だな」
「あぁ。まぁ、陽さんもお大事にな。じゃっ」
「じゃーな」