「え?」 「おれ、そういうのニブいから。そういう考え思いつかない。」 「………………港は、港らしくていいんだよ。俺にだってできないことたくさんある。 港ができることが俺にとっては難しいことだったりもするし? 陽さんだって怒ってないでしょ。 どうして気づかなかったんだ、なんて」