「愛優?腕」







「いやっ!」










「季蛍?」











「うん、」











季蛍が愛優の腕を掴む。














「嫌ッ!!やらない!!」
















「すぐだから」











点滴を腕にさして、目を閉じて寝息を立て始めた愛優に布団をかけ、季蛍と部屋を出た。