「…………点滴するよ。ベッド横になろ」 「やっ」 「じゃあ水飲む?」 「……飲ま…ない…」 「でしょ。一瞬。ね?」 「…………」 そっと抱き抱え、ベッドに寝かす。 「高島…点滴刺しといてくれる?」 「わかりました!」 「ちょっと水持ってくる」 「わかりました、」 高島が腕に点滴を刺したのを確認して、水を取りに行った。 すすり泣きが、診察室から聞こえる。 泣いてるよ、季蛍…( ̄。 ̄;