そして、膝裏と首後ろに手を回して、抱き抱えようとする、と。 「ん"っ!!やっ!!」 抱えた腕の中でもがく季蛍。 「ん?どうした?」 「やっ!!蒼ッ!」 「季蛍?」 「んっおろして!!」 動くと怠さが増すらしく、腕の中でぐったりとする季蛍。 そっとベッドにおろす。 「季蛍?怠い…?…。」 「…んーん………………………………。」 「よし、季蛍?病院行っちゃお。」 ぐったりして、俺の言葉が聞こえているかどうかわからない。