蒼は、なんの迷いもなく、唇を塞ぐ。 「あおっ」 少ししたら、蒼が、離れた。 「……ごめん、」 「風邪…うつる、」 「大丈夫だよ。」 そう言う蒼の耳たぶは赤い。 照れてる… 寂しいなんて、思った私が違ったんだな。