寝ている間も、うなり声が聞こえる。 熱のせいで、陽が苦しんでいる様子。 息もかなり苦しそう。 「……………病院連れてくかな…」 もう一度、首元に手を当てて、俺は考え込んだ。 すると、陽がゆっくりと目を開ける。 「港、病院、や」 …………起きてたのか。 「……でもさ、熱高いじゃん?下がらないかもよ? そしたらさ、病院の薬飲んだ方がよくない?」 「………………よくない。」 「…………陽……………………………。」