冷蔵庫からプリンをとってきて、季蛍の隣に腰掛ける。
「あ、そうだ、愛優ね、熱下がってきてるから大丈夫だよ」
「……そっか、良かった」
「うん、はい、あーん」
小さなスプーンに乗せたプリンを口元に運ぶ。
季蛍が小さく口を開ける。
「どう?食べれる?」
「うん、」
「はい、次」
「ん、」
丸々一個、食べることができた。
「季蛍、すごいね。全部食べた。」
「ん。」
「寝る?」
眠そうな目をする季蛍。
「うん、寝る」
「よし、じゃあ目瞑って。おやすみ」
「うん、おやすみ」
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