俺様社長の言いなりです

追ってきてくれるなんて甘いことは考えてもない。



ただ、今は誰かに聞いて欲しかった。



このやりきれない気持ちを……。



「もう嫌だ……」



泣き崩れるように、近くのベンチにうずくまると、



「もしかして小春ちゃん? 」


私を呼ぶ声が聞こえた。