私立凛城学園高等学校―――
東京都内に創立100周年を誇る名門学校。
そこに、あたしは転校してくる。

「ここね、新しい学校は…」
新しい制服に身を包み、校門をくぐる。

「……は??」

転校早々迷子みたい。

(どうしよう、このままじゃ――)


その時、



「おい、どーしたんだよ」

あたしの耳に低い音が響いた―――