「貴様、姫様を愚弄するか…」
沖田を睨む沙代。それに対して懲りずに笑っている沖田。なんかかわいそうになってきた…
「はぁ…沙代だったか?何か用があって来たんだろ?目立つから早くしろ」
これ以上待たせるわけにもいかないし、隊務だしな。見回りしなきゃだし。
「はい、では早速。
…長州にお戻りくださいませ。」
…は。
こいつ…いま、何て…?
”お仕置きをしなければね?”
瞬間、あの時の桂を思い出した。
人間の、狂ったような笑顔を…
体が小刻みに震え、怯えた顔をしていたのだろうか、それに気づいた沖田が
「雪華さん、大丈夫ですよ。ね?」
あぁ、私はこいつらの笑顔に救われているんだな…その一言で恐怖心が少しずつ薄れていくようだった。
それに、私には答えが出ている。
「ふっ…ははは、長州に戻れか…
あいにく私には、守らなければならぬものがあるのでな。それに姫だかなんだか知ったごっちゃない。私は私だ。新選組の一番隊副隊長兼副長補佐、雪華だ。」
沖田を睨む沙代。それに対して懲りずに笑っている沖田。なんかかわいそうになってきた…
「はぁ…沙代だったか?何か用があって来たんだろ?目立つから早くしろ」
これ以上待たせるわけにもいかないし、隊務だしな。見回りしなきゃだし。
「はい、では早速。
…長州にお戻りくださいませ。」
…は。
こいつ…いま、何て…?
”お仕置きをしなければね?”
瞬間、あの時の桂を思い出した。
人間の、狂ったような笑顔を…
体が小刻みに震え、怯えた顔をしていたのだろうか、それに気づいた沖田が
「雪華さん、大丈夫ですよ。ね?」
あぁ、私はこいつらの笑顔に救われているんだな…その一言で恐怖心が少しずつ薄れていくようだった。
それに、私には答えが出ている。
「ふっ…ははは、長州に戻れか…
あいにく私には、守らなければならぬものがあるのでな。それに姫だかなんだか知ったごっちゃない。私は私だ。新選組の一番隊副隊長兼副長補佐、雪華だ。」


