RI-A-RU. 《初恋》


【怜衣side 】

タタッ


『怜衣ちゃん!!』


私を呼びながら海翔がダッシュでかけてきた。


『あぁ、海翔君。どうしたの?』


私はなんとなく海翔がかけてきた訳を知っていたが一応聞いた。


『いゃ、今大悟たち出てなかったろ?』


やっぱり…


『それなら今二人とも保健室にいるゎ。』



『えっ…なんで?』


まぁ、普通驚くわよね。
保健室っていい響きしないもの。


『大丈夫よ。怪我でも病気でもないから』


そんな怜衣の言葉も海翔にはただの不安材料でしかなくて…


『…俺!!保健室いってくる!!』


『止めて!!!!』


今…邪魔したら…
駄目になっちゃう…じゃん。


『えっ…怜衣ちゃん?』


『お願いだから今は二人にしてあげて。』


海翔が賢くて良かった。
初めて怜衣が海翔をを止めた瞬間だった。


『…分かったょ。なら俺と弁当食べてくれる?』


『それなら喜んで。』ニコッ/


この笑みに海翔が惚れたのはまたあとで笑


【怜衣side end 】