『はぁ、道のりは険しい訳ね。』 …怜衣はよく一人で納得してしまう。 だから、何を考えているのか小さいときから一緒にいる俺でさえわからなぃ。 「なにいってんだよ。」 『あなたたちの問題なんじゃない?でも、今の大悟は結局、逃げる選択をしてる。』 「アイツの幸せを願うことがいけねぇのかよ。」 『大悟、あんなに真っ直ぐに瑠を想っていたあなたはどこにいったの?』 「な…ッ」