『怖くてね私ねうわあああん』




子供か。

ツッコミたくなったがやめた




そうだ、助けてもらった人のことを

すっかり忘れていた。


『あ、そういえばさっきのお兄さん…』



気づいたときにはもう遅く

さっきの彼はもういなかった。