しばらくしたら寝息が聞こえてきた

秋「…はぁ」

ふつー女子が男子の前で寝るっておかしいでしょ

しかも思いっきり寝顔さらしてるし

秋「…」

月夜に向かって手を伸ばす

月「…ん」

伸ばしかけた手を止めた

苦しそうな顔を月夜がしたから

さっきもそうだ

いきなり暗い顔してムリヤリ笑ってた

秋「もっと君のこと教えてよ月夜」

オレの小さな独り言は二人っきりの保健室に静かに響いた

〜秋side end〜