ウソツキ


学校からさほど遠くはないこの公園。

クウがブランコを小さくこいで、俺はしゃがんで携帯と睨めっこしていた。

・・・うーん。

どうしたらいいのか全く分からない。

また随分と経って来たメールの返信。
相手はヒナタ。

話題を探して何となく学校の事を聞いたんだけど、俺はタブーに触れてしまっまたのかもしれない。



【学校は辞めた】



・・・戸惑うしかない。
執着しない奴だとは思っていたけど、学校を辞めているとは予想外だ。

その人にとってどれだけのものか分からない、曖昧なものだから聞いていいのか、聞いちゃダメなのか・・・。

分からない。



「クウはさ」

「なにー?」

「・・・あー、やっぱ何でもない」



クウに相談する事でもないか。

なんて返信するかは、クウとのデートが終わってから考えよう。

携帯をポケットにしまって、クウの横のブランコに座る。

あれ、なんかお尻がキツイ。

このブランコ小さくないか?

そう思って横を見てみるけど、クウのお尻じゃ余裕のようで逆に座る場所が少し余ってる。

ちっちゃいなぁ・・・ ほんと。

本人は背を伸ばそうと頑張っているみたいだけど、もう成長期は過ぎただろ。

牛乳をお昼買って飲んでいる姿がこれまた可愛いんだ。

言わないけどね、誰にも。

クウの可愛い所は俺以外知らなくていい。
クウ本人も、友達も全員。

だってクウは俺のだし。

・・・もう一回言うけど、俺のだし。