あまあま王子というのは、もちろん真琴の事で。
毎回毎回こんな感じ。
「でもさぁ…」
自分の席へと座った私の前の席へと座り、話し出す。
「ここまで続いた彼氏って初めてだよねぇ…。
今まででは、早くて3日。遅くて1週間だもんね。
もう今月で5ヶ月はたってんじゃん。
まぁ…、今回は本気だもんね!?
だって…………ングッ」
そこまで言った未来の口を手で押さえつけた。
「それ以上言ったら今日口聞いてやんないから。」
『それは嫌っ!もう言わないからっ!』何て必死になる未来。
「仕方ないなぁ…。」
と、直ぐに許してしまった。

