学校へとつき、それぞれ別々の教室へと入る。 高校二年生の私たち。 1組が私で三組が真琴だ。 教室に入るなり、私の方へ近寄ってくるロングヘアーの似合う女の子。 浅川 未来。 中学時代からの親友。 「おっはよぉ!今日もまた、あまあま王子と登校ですかぁ? ラブラブだぁねぇ?」 ケケケッ何て不気味な笑い声を出して私をおちょくるこの馬鹿。 一発殴れば気がすむかな? というのは冗談として。