はやる気持ちを抑えながら真琴の部屋がある二階へと上がった。 真琴の部屋の扉を開けて、ベッドの方へと視線を向ける。 そこには、予想通り荒い息を立て、汗びっしょりで寝ている真琴の姿があった。 近寄って、額に触れた。 もう、涙を止める術何て思い付かない。 触れたい。 抱きしめたい。 その唇にキスしたい。 『好きだよ』って言葉にしたい。 想ってるだけじゃなくて、言葉にしたい。 ドキドキと煩い胸を押さえつけ、部屋をでてタオルやら、体温計やら。 必要な物を探し集めた。