愛の言葉を。





今、思い出した。



この人真琴の友達だ。


よく一緒にいるのを見かけていた。




「真琴、昨日遅くまで外にいて、倒れたんだ。

超高熱。
何で外にいたのか聞いても言わないから、あんたなら何か知ってるかとおもっ…………て、おいっ!

どこ行くんだよっ…!」






男が喋るのを最後まで聞かずに私は走り出していた。







何で?



何で倒れるまで外にいんのっ!?


あんな寒い中、ずっと公園にいたのっ!?


どうして?




もう頭の中に思い浮かぶ言葉はそればっかり。


ただ覚えているのは、きちんとラッピングされたプレゼントが入ってるカバンを持っているのと、


昨日の夜、公園に行かなかった私に対しての怒りと後悔だった。