愛の言葉を。





「ちゃんと、断るからね…?」




「……」


嬉しいくせに。


本当は嬉しいくせに。





やっぱり…、素直になれない、私。








放課後……。




心配する未来を無理やり帰らして、誰もいない教室で机に突っ伏しながら色んな事を考えていた。




告白断る何て言っていたけど、その相手が凄く可愛くて素直だったら…、




そしたら私、振られちゃうかもな…。





あ…れ………?



何で涙なんか。


違う。違う違う違うっ!



涙なんか出てない。

出るわけがない。たかがこんな事で。



何があっても泣かなかったじゃない。



なのに…。