「美保ちゃん…。」 ご飯を食べ初めて少ししてから、真琴が珍しく元気無さげに口開いた。 「今日…は、その………。」 あ…。 わかったぞ。 「また放課後呼ばれたの? 良いよ。行けば?」 また可愛くない…。 最悪だ…。真琴といると余計素直になれない。 「うん…。ごめんね?」 何で。 何であんたが謝んの。 「別に。」 今日も告白されに行く真琴に、行かないで…、何て言いたくても言えなかった。