ヘンアイ

涼。
僕と同い年で20歳の女の子。
容姿と声はその反対で
はたから見たら男の子のようなやつだ。

僕は持ってきたお弁当の一つを
涼に手渡した。

「はい、これ。今日のお弁当」

涼は中身を見て
嬉しそうに微笑んだ。

「お。
今日は珍しく機嫌がよかったらしい。」


「ん?そう見える?」