ば、、、馬鹿ってひどい!!!


「気づかないなんて、、、優衣、、、あんたは本物の天然鈍感姫だわ。普通気づくでしょ。」


うぅ~~、莉音まで良く分からないあだ名を使ってくる、、、、、。


「だって、、、わかんないんだもん、、、、、。」


ほんとにわからない、こんなの今まで生きてきた中で初めての経験なんだもん。


「優衣。」


莉音が急に真剣な顔で私の名前を呼んできたので思わずビクッてしてしまった。


「それはね、私が言うのは簡単だけど自分で気づくから意味があるの。私が今ここで言おうと思えば言える、でもそれじゃ意味ないの。考えてみて、何でドキドキするの?何で顔が赤くなるの?それは、優衣にとって久保田くんがどんな存在だから?」

「どんな、、、、、存在、、、。」