「なっなに?」
「別に~」
私の隣でニヤニヤとしながら、視線を送る。
「その先、教えてやろうか?」
「いい!」
「ユウジがケントを……」
「あー。やめて~言わないで!」
必死さ故に、琉生がクスクスと笑うと、静かに!と一括された。
「結愛、少年漫画とか読むんだな」
「悪い?」
「いや?」
「あっ!スタッズ!」
琉生が自分の手元に視線を移す。
琉生の手にはスタッズの最新巻。
描いているのは、まだ新人さんだけど、人気急上昇中の王道バトル漫画だ。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…