苺は部屋を松井棒で 掃除をしながら 今日のことを思い返していた。 モモと蓮次郎のことも心配だが、12月に珍しい旬の真っ赤な苺を持ってきた アキラくんのことが 気になった。 自分の名前だと勘違いした恥ずかしさから 家に帰ってしまったのだ。 松井棒を5本消費したところで、苺は決心した。